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基本に忠実に本質を伝える

基本に忠実に本質を伝える

生育歴から判断できること

生育歴もディスレクシアの判断に大いに役立ちます。むしろ不可欠です。

鏡文字 ・・・
漢字の偏とつくりの入れ違い・・・
「つ」と「し」、「シ」と「ツ」、
など形が似たカナの読み間違い・・・
「は」と「わ」、「へ」と「え」の混同・・・
集中力がきれやすい。疲れやすい・・・
漢字の書き取りが苦手・・・
映像に対する集中力が高い・・・
直観像がある・・・
ローマ字を覚えるのが難しい・・・
カナを覚えるのが難しい・・・
好きなことに対する集中力・・・
内容を理解しているのに音読がたどたどしい・・・

それぞれ、ディスレクシアが疑われる場合には全て「あり」になります。でも確定ではありません。7つ以上「あり」になるなど心配なら療育センターか児童精神科の発達外来にご相談を。しかしあくまで程度問題です。日本人の場合には5-8%と言われています。
それぞれかな、カナから問題になるのは2-3%、漢字の読み書きで問題がでるのが5-8%と言われています。

ディスレクシア対応をとったほうが、より簡単に英語を覚えられると思われる場合にはディスレクシア対応を取ります。

「脳のせいですか」と親御さんには繰り返し聞かれたんですが、後天的な識字しょうがいはあることはあるけれど、大人の脳障害(脳出血や脳梗塞)の後遺障害のことが多い。子供だとやっぱり発達性のものを疑うかな。

発達性ディスレクシアは方向音痴みたいなものです。方向音痴は空間認知が苦手なタイプ。ディスレクシアは文字認識が苦手なタイプ。ディスレクシアの場合には空間認知は逆に優れていることが多いです。

どちらも生まれつきのもので、治療できるものではありませんが、適切な訓練と適切な道具、たとえば方向音痴ならカーナビなどを使えば、苦手を補って生活できます。


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